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入湯前後の水分補給

2025.02.05

入浴前後の水分補給はとても大切です。

水分が体に十分にある事で、老廃物の代謝や血液がよどむことなく体を巡ります。

知り合いの薬剤師が「水は最高のサプリメント」と言っていた事がありました。

まさにまさに、深く同意です。

 

入浴前の水分補給は入浴中に体から出る水分をあらかじめ補っておく目的で摂取します。

汗は額から流れ落ちる感じがなくても浴槽内で沢山でています。

41℃のお湯に10分入浴すると約300ccの発汗があるそうです。

 

入浴前の水分補給は200ml~300mlほどの水がおススメです。

飲物は温度が高いと胃に留まり易く、体内への取り込みに時間がかかります。

温度が低い水は胃を素早く通過し、小腸へ移動するので吸収が早く行われます。

(水分の多くは小腸で吸収され一部は大腸から吸収されます。)

ですが、あまり温度が低過ぎると内臓が冷え体に負担がかかります。

良質であれば水道水がおススメします。

 

一方入浴後の水分補給は、喉の渇きを感じるようでしたらやはり水がおススメです。

上記しましたように素早く小腸から吸収されます。

その他、ミネラルを含んだスポーツ飲料なども良いです。

また、ゆっくりと水分を吸収したいときは暖かい飲物がおススメです。

一定量以上の水分が体に入ると発汗や尿の排泄が高まり風呂上がりの温まった体では汗が引きづらくなっています。

風呂上がりのビールは最高ですが水分補給では利尿効果が少ない飲物がよいです。

加温加水無しで風呂の温度調整

2025.01.30

大滝源泉は湧出時の温度が約41℃前後、窪湯源泉は当館での利用時は57℃前後になっています。

このまま浴槽に貯湯すると大滝源泉は38℃前後、窪湯は52℃前後になります。

熱すぎる温泉浴槽(窪湯)と日本人にはぬるく感じる温泉浴槽(大滝)になります。

 

当館では大滝源泉と窪湯源泉を熱交換して浴槽に給湯しています。

大滝源泉を貯湯タンクにためて、そのタンクの中を窪湯源泉が通るステンレス製の蛇腹パイプが入れてあります。

タンク内の大滝源泉は熱い窪湯源泉の通るステンレスパイプで加熱され、ステンレスパイプ内の窪湯源泉は逆に温度が下がります。

貯湯タンク内

コイル状になっているパイプの中を温度の高い窪湯源泉が通っています。

  タンク内に大滝源泉を貯湯しています。

以前の浴槽では大滝源泉・窪湯源泉とも直に浴槽へ給湯していましたので、窪湯源泉の硫酸塩泉と大滝源泉の炭酸水素塩泉を混合した浴槽になっていました。

 

2014年にリホームをした際に現在の方法に変更し、2種類の泉質の湯が楽しめるようになりました。

同時に、季節や温度に合わせて大滝源泉の流量や窪湯源泉の流量を調整することで、湯温管理がしやすくなりました

貯湯は外気温にも左右されますので冬は多めの湯量で早く湯をはり、夏はゆっくりと時間をかけて湯をはるようにして調整します。

大滝源泉(2)

2025.01.25

大滝源泉は炭酸水素塩泉(重曹泉)です。

 

主な効果

1:美肌効果:皮膚の脂肪や分泌物を乳化、清浄化する為、肌をクリーニングして湯上りがサラサラしさっぱり感があります。「清涼の湯」としてしられています。

2:傷の治癒:切り傷や火傷、慢性の皮膚病に対して効果があるとされています。

3:痛風や慢性消化器疾患の改善:飲用で、痛風・慢性消化器疾患・肝臓病・糖尿病などの改善が期待できます。

3の効果は飲泉による効果ですが、当館では飲泉の許可を受けていません。

源泉かけ流しですので、お客様の判断で飲用することを止めはしませんがオススメはしていません。

(20年以上前の事ですが、湯口にカップを置いていたら保健所の人にダメ出しをいただきました。)

 

飲泉は飲泉施設として保健所に申請し許可を得て行われます。

具体的には浴室とは別の場所に飲泉所が必要です。

野ざらしの状態もだめで、温泉に風雨が吹き込まない環境が必要です。

検査も1年に一度行われ、特に大腸菌群は絶対に検出されてはいけません。

他に一般細菌や有機炭素の検査が行われ費用はおよそ10万円程度だそうです。

上記のような厳しい検査と毎年の費用が必要になります。

衛生環境維持の努力と費用を掛けて飲泉施設を設置されている温泉に行った際には感謝の気持ちをもって飲泉をお楽しみください。

なお、飲泉施設を利用する際は、飲泉量にも十分な注意が必要です。

また温泉中には微生物が多数生息しています。

飲泉許可を得ている温泉も時間の経過とともに変化しますので現地で飲むだけにしてください。

衛生的にも持ち帰りは禁止されています。