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湯中り これなんて読む?②
2025.04.01
2025年2月25日記載の【湯あたりこれなんて読む?】
で湯あたりは1日1~2回の入浴では発生しないと記載しました。
https://yujuku-onsen.com/bath-dizzy/
実は少しはあるようです。
湯中り発生率の統計がありまして
1日の入浴回数で
1-2回の入浴では13%・3-5回の入浴で70%・6回以上は97% になっています。
湯治療養中の入浴回数が1日3回を超えると急に増えるようです。
また湯あたりが起こりやすい泉質もあり
酸性泉・緑礬泉(りょくばんせん)・硫黄泉が湯中りになりやすい温泉です。
いずれも刺激の強い殺菌効果が高い温泉があげられています。
ですが温熱刺激に対する自立神経の反応ですから他の泉質の温泉でも起こります。
かつて漫画【ゲンセンカン主人】のモデルとなった当時の大滝屋旅館の女将(母)は、湯治のお客様から湯中りと思われる症状を聞くと、「これから体が良くなる反応です。」と言っていた事を思いだします。
温泉は生もの!酸化還元電位は鮮度の目安
2025.03.15
温泉も生鮮食品のように鮮度があります。
酸化還元電位(ORP)を計測することで温泉の鮮度を知る事ができます。
温泉は地中深くで無酸素状態の水が温められ地上に湧出します。
地面から湧出直後の天然温泉は還元電位を有しています。
温泉の還元力は時間の経過とともに酸化し、やがてそれ以上は還元も酸化もしない平衡系になります。
この事を『温泉の老化現象・温泉の劣化』と捉えることができます。
還元電位は温泉の成分やPHに影響を受けますので、マイナスの値が大きいほど良い温泉であるとか、プラスに近いから劣化した温泉とするのは誤りです。
温泉の鮮度は温泉が地面から湧いている場所(湧出地)での電位と浴槽内での電位の差が少ないほど新鮮な温泉の浴槽となります。
浴槽の底から湯が湧いている温泉が最も新鮮な温泉に入浴できる温泉浴槽と言えます。
温泉の劣化・老化現象がおこる要因として、空気に触れる、汚れが入る、時間が経過するなどがあげられます。
温泉の鮮度を保つには湧出地から浴槽に入るまでの時間が短い、空気に触れている面積と時間が少ない、一度に入浴する人数が少ない、などの要素が満たされているほど新鮮な酸化していない温泉になります。
循環式の浴槽では衛生状態を保つための塩素の強い酸化力で消毒を行いますが、塩素によって温泉は酸化系になります。
温泉の酸化還元電位はマイナス値が大きいほど還元力のある(体を癒す)温泉のように思われている人もいるようですが、泉質によって溶け込んでいる物が異なりますので必ずしも正しくはないと思います。
OPRでは湧出地と浴槽の電位の差で温泉の鮮度がわかりますが、癒し効果とは別の事柄になります。
ヒートショックより多い入浴事故は○○〇
2025.03.10
2023年の統計で入浴にかかわる死亡事故は6073人で、交通事故による死亡事故2116人の3倍になります。
入浴事故の内訳では、よく言われているヒートショックを原因とする事故は7.1%で、最も多いのが熱中症によると思われる事故が84.2%になります。
その他8.7%が滑倒による頭部外傷などの事故があります。
ヒートショックはよく周知され対策も多くの人がしているので発生は以外に少ないようです。
対策は温度差をできるだけ少なくするように脱衣所、洗い場などを温めておくことですね。
一方、
熱中症予防の対策として
1.入浴前に水を200ml以上飲む。
2.洗髪をして頭を濡れた状態にしておく。
3.中温浴以上の温度のお湯には10分以上つからない。
4.時間が短くても額が汗ばんだら、湯から出る。
などのルールを決めて守ることで予防になります。
熱中症では深部体温が39℃以上になると様々な症状があらわれ40℃以上になると生命にかかわる状態になります。
一般的に腋窩(わきの下)で36.5℃のとき深部体温は37℃くらいです。
40℃のお湯に10分入浴すると約1℃深部体温が上昇します。
1℃上昇は免疫機能が活性化して体に良いとされていますが、さらに10分入浴して2℃上昇すると深部体温が39℃になり熱中症の危険域になります。
あつ湯好き長湯好きは十分に気を付けてください。