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湯につかる時間の適量は?
2025.03.05
湯につかる時間はお湯の温度にもよりますが、温浴の場合おおむね10分以内とされています。
2023年に取得した温泉利用指導者養成講習の中に、温泉利用のプログラムを作成する実習があるのですが、数種類の浴槽を組み合わせて入浴する総時間を10分以内にします。
具体的には10分間のシンプルなプランでは
体洗い - かけ湯 - 半身浴3分 ー 全身浴2分 ー 洗髪 - 全身浴2分 ー 半身浴2分 -足湯1分
の流れになります。
温度の違う湯舟があったり打たせ湯やジェットバスなどがある健康増進施設ではそれらを取り入れ、医師の指示書を元に利用者の状態に即したプログラムを私たち温泉利用指導者が作成します。
普段の温泉利用では一回の入浴でどの程度温まればよいでしょうか?
目安としては、額がうっすらと汗ばむ程度で十分な温浴効果があります。
無理をしても良い事はありません。
41℃のお湯に10分つかると深部体温が0.7℃~1℃上昇するそうです。
10分ぐらいまでが入浴の最適時間です。
追記
上記の内容は温泉療養の処方箋に基づきプログラムを実施する際の安全基準です。
元気な方は、ご自分の判断で入浴を楽しんください。
厚生労働省は健康にリスクがある純アルコール量として男性一日あたり40g以上、女性20g以上とあります。清酒2合、ビール中ビン2本程度に相当します。
時には、宴会でもっと沢山のお酒を飲むこともありますよね。
入浴の長さも年齢・体調などで上手に調整ください。
今年87歳の父は脳血管障害で右半身麻痺があり車いすの生活で日常的に介助が必要です。
父の場合は、本人がもっと長く湯につかりたいと訴えることもありますが入浴時間を厳格に10分以内と定めて守っています。