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ヒートショックより多い入浴事故は○○〇
2025.03.10
2023年の統計で入浴にかかわる死亡事故は6073人で、交通事故による死亡事故2116人の3倍になります。
入浴事故の内訳では、よく言われているヒートショックを原因とする事故は7.1%で、最も多いのが熱中症によると思われる事故が84.2%になります。
その他8.7%が滑倒による頭部外傷などの事故があります。
ヒートショックはよく周知され対策も多くの人がしているので発生は以外に少ないようです。
対策は温度差をできるだけ少なくするように脱衣所、洗い場などを温めておくことですね。
一方、
熱中症予防の対策として
1.入浴前に水を200ml以上飲む。
2.洗髪をして頭を濡れた状態にしておく。
3.中温浴以上の温度のお湯には10分以上つからない。
4.時間が短くても額が汗ばんだら、湯から出る。
などのルールを決めて守ることで予防になります。
熱中症では深部体温が39℃以上になると様々な症状があらわれ40℃以上になると生命にかかわる状態になります。
一般的に腋窩(わきの下)で36.5℃のとき深部体温は37℃くらいです。
40℃のお湯に10分入浴すると約1℃深部体温が上昇します。
1℃上昇は免疫機能が活性化して体に良いとされていますが、さらに10分入浴して2℃上昇すると深部体温が39℃になり熱中症の危険域になります。
あつ湯好き長湯好きは十分に気を付けてください。